今回の高島屋のクリスマスケーキ問題は、オンラインショッピングにおける商品配送と品質管理の難しさを浮き彫りにするものと言えます。購入者にとっては、楽しみにしていたクリスマスケーキが崩れた状態で届くとは、非常に残念な結果となりました。5400円ものケーキですから、なおさらですね。
高島屋のクリスマスケーキ問題:被害者の声
2023年のクリスマスイブ。X(ツイッター)にキャッチーなワードが溢れていました。「#高島屋クリスマスケーキ被害者の会」。高島屋から購入した冷凍ケーキが崩れた状態で届いたというのです。多くの購入者が、SNS上でこの問題を共有し、大きな話題となっていました。
原因に対する様々な見解
この問題については、その原因に関して複数の推測がなされています。一部の方々は、高島屋と提携している保管倉庫での荷崩れや、運送途中の事故が原因ではないかと指摘しています。他方、運送業者に問題があると考える声もあります。
管理人のつぶやき
ここで思い出すのは何年か前の、スカスカの悲しい状態で届いたおせちのニュース。あの時は完全に作ったところが手抜きだったと記憶しています。グルーポンという共同購入システム利用で起こった事件でした。今回は天下の「高島屋」のオンラインショッピングのケーキですから、みなさん安心して頼んだという背景もあって、いっそうショックが大きいのでは。
追記:苦情900件!25日も崩れたケーキが届く
24、25と連日崩れた状態で届いたことが分かりました。計2900件の受注で900件の苦情なので、およそ3分の1の割合で崩れていたことになります。
ケーキを監修したシェフ
「なんで、やっぱり今もなんで、ああいうふうになっちゃったのか。悔しいだけしか。だって楽しみにしてますから、その笑顔が見たくて作ったもの」
「配送の問題、崩れないようにできるか全部実験でやっていた。僕が実験で見ている以上では、上から落とさないとああいうふうにはならない」5年前に同じケーキを発売して以降、崩れるなどの苦情はなかったといいます。
日テレNEWS NNNより引用
高島屋公式HPにもお詫びのページがありました。購入者に順次連絡をするそうです。
責任の所在は現在調査中とのことです。過去5年間問題が無かったのなら、今年に限り突発的な事故がどこかで起こってしまったのでしょうね。オンラインでこのような繊細なものを頼むのには、多少リスクがあることを理解しておいた方がいいのかもしれません。シェフの言葉で、これまで細心の注意を払って提供してきたということが分かり、心が痛みます。
追記2:高島屋が会見を開き謝罪
本日27日、高島屋が記者会見を開きました。謝罪の上、原因特定は不可能とのこと。各所に状況確認はしているでしょうから、本当にいったいどこで?という状況なのでしょう。崩れた状態で冷凍されて届いた問い報告と、解凍され崩れた状態だったという二通りのクレームがあったそう。私が思うのは、このような繊細なケーキをよく過去5年間も無事に届け続けてきたなということ。逆にそのことが称賛に値するように思いました。作って、保管して、運送するという過程のどこかで傾いて崩れるなんて普通に起こりえると思います。きちんと謝罪し、返金対応もするのですから、高島屋の対応も問題ないと思います。
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追記3:高島屋の見事なクレーム対応
年が明けて、すっかり過去の出来事になりましたが、その後を追ってみたらこのような声が。
高島屋の対応は早かったようですね。断っても返金するという姿勢には誠実さが出ていると思います。他に、返金と共に新しいケーキ持参で自宅に届けに来たらしいという書き込みもあったのですが、伝聞に過ぎず、真相は分かりませんでした。
その後の対応を追って、Xやネット検索をしましたが、上記の他にもう一人、返金してもらえたという書き込みがありましたがその他は見当たらず。その後の結末まではなかなかニュースにならないものですね。
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